位牌分けとは?
2024.09.15
お位牌とは、故人の霊をまつるために、戒名や没年月日などを記した木製の牌のことです。
お位牌は故人1人につき1つあるイメージもありますが、2つ以上作れることをご存じでしょうか。
この記事では、位牌分けとはどのようなものなのか解説します。
▼位牌分けとは
位牌分けとは、故人1人のお位牌を2つ以上作ることです。
もともとは、中部地方や北関東地方などの一部地域で行われていた慣習でした。
しかし現代は核家族化が進み、家族や親戚と離れて暮らす方も多くいるため、自分の家庭でもお位牌を祀りたいと考える方が増えています。
そのため現在では地域に関係なく、位牌分けが行われています。
■位牌分けの習慣
位牌分けには、以下の3つの習慣があります。
・未婚者は位牌分けできない
・嫁いでいる場合は位牌分けしない
・位牌分けは宗派に関係なくできる
結婚によって家を出たり菩提寺(ぼだいじ)が変わったりすると、お位牌を巡ってトラブルに発展する恐れがあります。
そのため未婚者や嫁いでいる方は、お位牌を受け取れない場合があるでしょう。
また、位牌分けに宗派は関係ないとされています。
■位牌分けに必要な準備
位牌分けはいつでも行えますが、四十九日法要で行われることが多いです。
まずは、位牌分けを希望する人数分のお位牌を準備しましょう。
そして開眼法要を行い、お位牌に魂入れをして法要が終わったら、自宅に持ち帰って祀ります。
▼まとめ
位牌分けとは、故人1人の位牌を2つ以上作ることを指します。
離れて暮らす家族の家にあるお位牌に、自宅でも手を合わせたいとお考えの場合はおすすめです。
福島県の『株式会社 菊川屋』では、お位牌や仏壇などさまざまな仏具を取り揃えています。
位牌分けをお考えの方は、いつでもご相談ください。